軽井沢高原スノーシューガイド
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雨具・ヤッケ・オーバーズボン

 ゴアテックスなどの防水透湿性能を備えた素材のものが良いでしょう。初冬、冬から春への移行期のころ、ミゾレに打たれての疲労凍死という遭難が多発したものですが、ゴアテックスが普及してからは、この種の事故は無くなりました。

 かぶり式と前開き式がありますが、かぶり式は密閉製に優れているので、強い風雪の時にはやはりこちらの方が良いです。ただし体温調節は、着るか脱ぐしかないかぶり式と比べて前開き式のほうが容易です。ゴアテックスは湿雪にも強く、雨具としても使え、たいへん重宝します。


ゴアテックス

 薄いウィンドブレーカーだけで突然の雨の中を、テントやシェルターまで走ったことはありませんか?ゴアテックスならどんなに激しい雨も通さないので、突然の雨でも、体をドライに保ちます。1インチ(2.54cm)四方に9,000,000,000個もの極小の穴があいたゴアテックスのメンブレン(膜)が、汗などの湿気は逃がしながら、風や雨をしっかり防ぎます。

 ゴアテックスの秘密は、そのメンブレン(膜)にあります。極小の穴は雨の一滴より20,000倍も小さく、しかも汗などの湿気の分子より700倍も大きくデザインされているので、雨などの水分は通さない一方、汗などの湿気は逃がす役割をするのです。

吹雪や土砂降りの雨でも体をドライに保ちます。濡れた表面にひざをついたり、ショルダー・ストラップなどで圧力がかかっても、水分が浸み込みません。風をさえぎるので、体を冷やしません。汗などの湿気を、蒸発させる表面に素早く移動させます。塩水や、虫避けスプレーなどにも効果が弱まらない防水性。

ゴアテックスについて

 完全防水&透湿性ゼロのウエアは当然、激しく蒸れます。カッパを着て30分もしますと、じっとしていても内側がべったり濡れました。雨の程度によっては着ない方がよっぽどましでした。

 ですから、ゴアテックスの登場以前は、風雨の中を行動することは非常に危険でした。

 また冬山ではゴアテックスの登場以前は綿やナイロンのダブルヤッケが主流でした。

 これらは当然防水性を持ちません。ごくまれに冬山でも冬に雨が降ることもあって、そういう状況に遭遇することは、それだけでほとんど遭難したも同然ということを意味しました。

 ですから登山用具関連では、ゴアテックスは間違いなく最も多くの人の命を救った発明でした。現在人は、基礎体力的に劣る中高年登山者が主体なので、ゴアテックスがこの世になかったら毎年100人単位で死人が出ているかもしれません。



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