軽井沢高原スノーシューガイド
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入門編−雪あそびしよう

スノーシューの何が革命的かと言いますと

1.簡単に雪山に入れる
2.誰にでもできて、技術がいらない
3.高価な装備を必要としない
4.普通なら入れないところに入れる

というところでしょうか? ゴアテックスが発明されてから夏山の疲労凍死が皆無になったように、スノーシューが普及すればするほど、誰でも気軽に冬山に入れるようになると思います。

 特に冬山装備で山に登ったことのある人は、スノーシューイングをやってみて驚くことでしょう。私も、湯ノ丸山あたりで、ヒーヒー言いながら登山しているパーティーを尻目に、スノーシューでスイスイ追い越していったことが何度もあります。

 とは言うものの、いくら簡単に冬山に登れるといっても、いきなり冬山にチャレンジするのは無謀です。スノーシューが革命的な道具とはいえ、冬山は恐ろしく危険なのことには違いありません。冬山は、ちょっと置いておいて、まず最初に雪あそびしましょう。雪あそびしながら、少しだけ雪の知識を身につけましょう。

雪って何ですか?

  まず、スノーシューをはじめる前に雪の正体をつかみましょう。では質問します。雪って何ですか? 空から降ってくるものでしょうか? 地面に積もったものでしょうか? あられ・ひょう・みぞれは、どうなんでしょうか?

雪には種類がある?

 雪と言いますと、積もった雪を考える人が多いようですが、専門用語では、空から降ってくる場合は、降雪。地面に積もった場合は積雪です。そして雪には13の種類があるのですね。

 スノーシューで森へ行く前に、まず13種の雪の勉強をしましょう。雪を知らないと、雪崩の危険を回避できないし、安全なスノーシューイングを楽しめないからです。自然ガイドさんが一緒なら、いろいろ教えてくれると思います。実地で見て触って体験して覚えてください。それが一番確実なので、ここでは、あえて詳しくは説明しません。

降雪 たま雪
こな雪 風雪時に多い。パウダースノー
はい雪 灰のようにフワッと舞う
わた雪 暖かくて降水量が多いところに降る
もち雪 はい雪が溶けかかった状態
べた雪 もち雪がさらに溶けて降る
みず雪 べた雪が雨に変化する状態
積雪 新雪
こしまり雪 新雪が少ししまったタイプ
結晶の形が保たれている
しまり雪 さらにしまった状態
スコップが立たないくらい固い。
ざらめ雪 しまり雪が溶けて水を含む
こしもざらめ雪 しまり雪が冷えて中に霜ができた状態
しもざらめ雪 しもざらめ雪の霜が小さいもの

 今歩いている雪が、新雪なのか、こしまり雪なのか、しまり雪なのかで、山が、どういう状態かを理解するのに重要なポイントになります。

 雪は降った直後から変化していきます。強くなったり弱くなったりします。また、雪は性質の異なったものがいくつもあります。それらが、積もってから変化を繰り返すわけですが、相対的に弱い層ができると弱層と呼んでいます。この弱層が崩壊すると雪崩になります。

 さて、雪についての説明は、このくらいにして、実践にうつりましょう。自然ガイドさんやインタープリターの力を借りて、雪合戦や雪だるまを作るなどしながら、雪の勉強をしましょう。あそびながら雪のスペシャリストになるのです。森を歩くのは、その後です。


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雪が降る仕組み

 湿った空気が上昇して冷やされると雲ができます。その雲の正体は、ほとんどが氷の粒なんです。その氷の粒が成長すると雪の結晶ができます。
 だから地上で雨が降っている時でも、上空の高いところでは気温が低いので、大抵は雪なんですね。その雪が落ちてくる間に溶けると雨。気温が低くて溶けないと雪。中間だとみぞれになるんです。

ひょう・あられ

 ひょうやあられの場合は上空に寒気の入った時に降る事が多いので、春夏秋冬問わず降る可能性があります。
 ちなみに、雪とあられの違いは結晶があるかどうかです。あられは結晶がないので氷の仲間です。あられのなかで、大きさが5ミリ以上になるとヒョウとなります。雲の色の違いは太陽の光の当たり具合です。


降雪と積雪の違い

 降雪と積雪は違います。雪が降っているときは、降雪板の上をほうきで何度も掃いて、新しくそこに積もった分を合計してはかります。
 一方、積雪のほうは、ずっとそのままにしておきます。降雪は溶けたり重さで圧縮されるので、そのまま積雪に追加されるわけではありません。したがって降雪が30センチなのに、積雪が5センチというのも、あり得ないことではありません。
 降雪は雪の降る量のことですが、降った雪がすべて積もるわけではなくて、一部は融けてしまったり、積もっても雪自身の重みでつぶれてしまったりしますから、降雪よりも積雪の方が少ないのが普通です。だから、天気予報を見るときは、降雪なのか積雪なのか注意して見てみましょう。

赤い雪が増えた?

 ここ数年、やたらと赤い雪が増えてきましたが、これは季節風に巻き上げられた中国大陸の黄砂が、日本上空で雨や雪と混じるためです。また、雪の藻によって赤い雪が降ることもあります。

青い雪の正体

 雪にはわずかながら青い光を透過させる性質があります。つまり、その透過したわずかな青い光の為に私たちは雪が青く見えるのです。


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