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吹雪への対処

 吹雪の時は、視界は極めて悪く、激しい吹雪の時は、天地の境がまったくわからず、斜度感覚がなくなり自分の体が宙に浮いているような錯覚に陥ることがあります。

 また、帽子とフードで音や声が聞こえにくくなります。このような時は、雪稜の雪庇から転落したり、方向がわからなくなり同じ所を大きな円を描くようにぐるぐる歩き回る、つまりリングワンデルングに陥りやすくなります。

 そんなときは無理に動くことは避け、わずかでも視界がよくなるのを待ち、安全な方向を磁石や高度計などで確認しながら行動することが唯一の対策でしょう。

 また雪原は磁石が頼りです。しかし、磁石を頼りに進む場合でも、ひとりの時はどうしても直進できず曲がってしまうことが多いので、このような時は、わずかでも視界を求めて待機し、目標物などを定めることが望ましいですね。

 それから複数以上の人がいる場合は、前後各2人が見える一定距離をおいて、後ろの人がまっすぐ進んでいるかどうか調整しながら前進します。先頭の2人がロープで繋げますと、より方向がわかりやすいですね。

 この場合、風で声が聞こえにくいですので、身振りなどで合図する方法を決めておくとよいです。このように吹雪の時の行動は忍耐と余裕、臨機応変の行動を必要とします。視界はどんな時も波があり、少しでもよくなる機会を待つことがたいせつです。なによりも冷静で賢い頭が必要です。

吹雪と風雪

 吹雪とは風によって雪が激しく舞っていることであり、風雪は風がある降雪状態をさします。晴れていても強風で積雪が激しく巻き上げられている場合は地吹雪といいます。

 吹雪はより細かい雪の粒に分解し、目に見えないようなどんな隙間も通り抜けてきます。奥只見の銀山平では、越冬していた人が家の中で寝ているうちに、侵入して積もった、雪に埋められて亡くなったという、雪の恐ろしさが言い伝えられています。


吹雪は携帯電話を止める?

 なお、吹雪や風雪の時は、雪の粒が激しくぶつかることによって静電気が起きるといわれ、無線機などに支障が出ることもあります。



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