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深雪への対処

 山では、一晩に2メートル積もることもまれではありません。吹き溜まりでは一瞬のうちに1メートル積もることもあります。このような時のラッセルは、まさに底なしです。もがけばもがくほど沈み込み、恐怖感に駆られることもあります。

 こんな時は、プロの登山家でも、我慢比べになります。先頭を交替しながら、着実に前進あるのみ。場合によっては、シャベルを持ってラッセルですが、そういう場合は、迂回もいいでしょう。

 要は、頭脳戦になるわけです!

 ラッセルで注意すべきは、下りです。視界の悪い時など、枝尾根で間違えて引き返すなど、死ぬ思いをさせられた、という例は実に多いですから、選択肢の多い下りは、登りより正確なルートファインデイングがたいせつです。

 遭難の8割は下山でおきます!

 深雪はそれだけでも雪崩の危険をもっています。しかし、スキーにとっては格好の条件ですし、雪洞にも好適であることは忘れられません。

 また、うっかり滑って手をついたりしますと、手首や腕を骨折することが多いです。落ちたら危険なところでは、凍った部分は避けて、灌木や樹木伝いに通過することなどを考えたいですね。

 一般的に下山コースは北面を避け、南面にとりますか、南面を中心とするコースを選ぶようにすれば凍結路を避けることができます。そして、アイスバーンでは絶対に無理な行動はしないこと。慌てたり、無理に急いだりしますと、熟達者といえども滑落する危険があります。そういう場所では、安全を確保するためにロープを使うことをためらってはなりません。

雪の性質

 また、雪はかき回されただけで変態を起こし、固まる性質があります。樹林帯の中が風で落下した雪のために潜りにくくなっているのもこのためです。


キノコ雪

 深雪は稜や壁ではキノコ雪を発達させることもあります。これはブッシュが原因です。一般的に夜間に雪は多く降る傾向にあるといわれ、テントが埋められることもしばしばあります。
 凹地など吹き溜まりは風が弱いのでキヤンプサイトに選ばれますが、あまりひどいところは除雪も物理的に不可能になりますので、避けた方がよいです。平らな台地状がいちばんよいです。

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