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雪崩による埋没と救助

 雪崩は止まると同時に雪は堅く締まります。新雪の場合は隙間や空間を完全に埋めてしまいます。したがって人が埋められた時、鼻や口の中まで雪が侵入します。これを防ぐには、口と鼻を手で覆うことが最善であるといわれています。

 雪崩が止まりそうになった時、雪崩の表面近くにいることがわかれば、死に物狂いに暴れ、手足が雪面の下に出て発見しやすくなり、助かった例もあります。

 埋められた時、その瞬間から窒息の危険が迫ります。岩や倒木の隙間とか、なんらかの空間があれば窒息からは逃れられますが、経過時間により凍死の危険が生じます。

・15分以内に掘り出せば無事救出の可能性が高く、
・45分が窒息のタイムリミット、
・約2時間が凍死のタイムリミット

と言われています。つまり、空間があって窒息を免れたとしても、45分をすぎると低体温症になり、凍死の危険が迫るということです。2時間をすぎた時は、生存の確率は極めて低くなります。したがって、遅くとも埋没してから30分以内に掘り出さなければいけないことがわかります。しかし、雪崩の場所へ行く時問い、埋没地点を探す時間、さらに掘り出す時間を考えますと、30分はあまりに短い時間です。そのため救助目撃者は雪崩に巻き込まれた地点を記憶することや雪崩ビーコンとシャベルの携帯は救出時間短縮に必須の条件です。

 緊急の仲間による救助はせいぜい2〜3時間が限度でしょう。この間は全力で救出活動をしなければいけません。それをすぎたならば、目印をつけて、組織的な本格救助を求めた方がよいです。この時点では、生存の見込みはほとんどありません。

雪崩に遭遇した場合

 雪崩に巻き込まれた場合、助かるためには雪崩の中心部に引き込まれないことがたいせつです。雪崩の流速は中心部がいちばん大きく、外側が最も小さいものです。また、中心部が最も移動する雪の量が多いつまり、雪はすべてのものを中心部へ取り込もうとする力があります。

 そうなると、雪崩に襲われた瞬間、自分がどのような位置で雪崩に襲われたかを判断することが重要となります。どちらの方へ行けば流芯から離れるのですかは、行動中常に避難方向を考えていなければできないことです。

 雪崩に襲われた時のとっさの避難方法は、雪崩の流芯と思われる方向と反対の方へ回転レシーブのような体勢で飛び込むのがよいといわれています。これはもちろん雪崩の規模が小さい場合です。

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