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遭難救助の注意点

遭難者への精神的配慮

 遭難者に対しての精神的配慮についてを述べます。

@遭難者の心理を自然な反応として認める。
A責任について叱責しない。罪悪感をもたせない。救助活動になんらかの形で参加させる。
B休養、食、暖などを与え、安心感をもたせる。遭難者の体に触れ話しかける。目を見て話しかける。
C遭難者の質問には正直に現実的に答える。ただし余計なことは言わない。
D感情が高ぶっている者には深呼吸させて落ちつかせる。
E安心感をもたせる。
Fけがや病気に対し適切な助言、処置を与える。
G性の配慮をする。看護人は遭難者と同性にする。
H意識がない人でも話を聞いていることがある。


すべきでないこと

@冷淡、軽率な行動。
A非現実的な楽観や安心を与える。
B遭難者のそばで他の人と話す。
  遭難者の言うことをうわのそらで聞く。
C権威主義的態度。威圧するような態度。
D遭難者に過大な働きを期待する。遭難者に高度な期待をする。
E遭難者に何もさせない。遭難者の自尊心を傷つける。
F遭難者に気を使い過ぎると自尊心の回復を妨げる。
G過剰な民主主義。リーダーシップがないと不安感がでる。

凍傷にならないために

 凍傷は、寒気(風)と血行の阻害が主な原因です。そのため、寒気や血行阻害の影響を真っ先に受ける、手足の指先や鼻、耳などが凍傷になりやすいのです。

 なりやすい状況としては、寒風の中でストックをずっと握っているときや、アイゼンバンドで足を締めつけているときが挙げられます。

 このような状況下で手袋や靴下が濡れていると最悪です。とにかく湿らせないことが一番。そのためにも手の場合は、ゴアテックス製のオーバー手袋を使ったりして、保温と乾燥を保つことが大切です。

 そして、手袋が濡れたらすぐに取り替えるとともに、できる限り素手はさらさないようにします。足の場合は、厚手の靴下をはいても余裕のある靴でなければいけません。

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