『風のたより』について |
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『風のたより』について『風のたより』は、旅人から生まれたものでした。誕生した1992年には、ホームページどころかパソコン通信さえ普及してなく、ましてや『出会い系』なんてものは、世の中に存在してませんでした。そういう時代に、唯一、今でいう出会い系に近いものが、旅先で泊まるユースホステルや山小屋でした。つまりアウトドアや旅を通して、見知らぬ人と出会い、住所交換をするしかなかった。そういう時代が、1990年前半までです。当時は、山岳サークルや、ユースホステルサークルが全国津々浦々にあり、それも百人以上の大規模のものが多く、いろいろな活動を続けていましたが、インターネットの普及により、それらの大半が壊滅してしまいました。そしてユースホステルの会員も年々減少し、ユースホステル運動も滅びるのも時間の問題となってきました。 そんな時代背景の中で、唯一、滅びずに残っていたのが『風のたより』という旅人集団でした。この『風のたより』は、最盛期は2000人もかかえる団体でしたが、どうして2000人に膨れ上がったかと言いますと、内輪の活動を絶対にせずに古株やリピーターよりも、新参者を大切にする団体だったからです。 しかし、そのために古株の人間が、不満をいだき、自分にとって都合の良いメンバー(または女の子)だけを集めて、脱退するといった事件が相次ぎ、何一つルールが無かったために、悪用されることも多く、トラブルが続出したために、現在は、組織化がすすみ、最低限のルールが存在しています。そして主旨を明確にし、それをとても大切にしている体制になっています。 |
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