青春とは?

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青春とは?

 ここで『青春』という言葉について語ってみたいと思います。『青春』という言葉は、巷にあふれていますし、よく耳にする言葉ですが、『青春』という言葉の意味は、何なんでしょうか? 私たちが使う青春という言葉の中には、どういう意味が込められているのでしょうか? 辞書で調べてみますと

「人生の春に例えられる若く溌剌とした時代」

とあります。決して何歳から何歳までという定義があるわけではありません。春のような若く溌剌とした時代なら60歳でも70歳でも青春時代なんですね。では、若く溌剌とした時代とは、どういう時代なんでしょうか? その答えは、青春ドラマの中にあります。

 青春ドラマには、一つの共通点があるのです。その共通点とは、
1.先が見えない
2.それゆえに悩む
3.そして手探りで進んでいく
という点です。まず1の先が見えないという点に関してですが、先が見えてたら青春ドラマにはなりません。だから就職してしまったり、結婚してしまったら青春ドラマからはずれます。先が見えなくて、何をどうやったら良いのかさっぱり分からない。

 そういう状況設定の中で、2それゆえに悩まないといけない。つまり、先が見えなくても悩まなかったら青春とはいいがたいのです。先が見えないという事では、小学生も高校生も一緒です。しかし小学校時代を青春時代と言わないのは、小学生は未来に悩む気持ちが少ないからです。

 悩むには才能が要ります。知識が増え、世間を知るようにならないと、将来を不安に感じ、何をどうやっていいのかさっぱり分からないという心理状態になれません。しかし、悩むところまでは、大人になる途中、誰でも体験できますが、その悩みに対して、何もしなかったら青春とはいえません。失敗しても手探りで何かをやっていかないと、

「人生の春に例えられる若く溌剌とした時代」

とは言いがたいのです。春は、新しい草花が芽を出します。しかし、その芽は光に向かって手探りで成長していきます。

 広葉樹林は、日陰で発芽した場合には枯れます。針葉樹林と違って、日陰でもすくすくと成長するわけではありません。しかし、そんな事など関係ないように手探りで光を求めて成長していく。いづれ枯れる運命にあったとしても、あきらめるということもなく、必死に光をもとめつづける。それが青春であり若く溌剌とした時代なんですね。
『風のたより』 SINCE 1992.3.1 
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