松浦武四郎記念館で知床探険写真展を行う!

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松浦武四郎記念館で知床探険写真展を行う!

 何と、1998年12月23日から1999年3月22日までの3ヶ月間、三重県三雲町にある松浦武四郎記念館で「『風のたより』知床探険の写真展」を行う事になった。私達『風のたより』の活動を、広く世間に発表させて頂く機会が得られたのだ。

 2年前の96年7〜8月にかけて、『風のたより』では観光地どころか1周する道路すらなく数多くの熊が徘徊する知床の奥地を探険し、自然や地理を調査した。事前調査とルート開拓を行った1次隊、大勢のアウトドア初心者と一緒に知床岬を越えたメインの2次隊、1泊2日で知床岬を目指そうとした3次隊、知床岬までの連山縦走の快挙を成し遂げた4次隊と、4隊1ヶ月あまりにわたった大プロジェクト、「『風のたより』史上最大の作戦」である。

 『風のたより』らしく、スペシャリストなしで素人集団による探険と調査。
ルートを探し、テントを張って飯を作り、焚き火を囲んで語り合い、時にはビバーク(テントを使わない野宿)も行う。知床探険は、参加者の心に強烈に焼き付いている。
 そして、その時の模様と調査報告を「ぶるる知床」という本にまとめ、300部以上を販売。97年3月に東京都青少年センターで行われた知床発表会には、全国各地から2日間で150人以上もの方が駆けつけたのだった。

 最初の目的であった知床半島1周を成功させるために、多くの文献を調査した。
そして浮かび上がったのが、実際に知床も旅して半島海岸線の地名を数多く記録した幕末の旅人、松浦武四郎だったのだ。今でこそ松浦武四郎は月刊『風のたより』の連載などで、読者の皆さんにはおなじみとなっているが、正直言って当時はよく知らなかった。だが、調べれば調べるほど、知床に限っても松浦武四郎の業績が偉大なことが分かってきた。
 その松浦武四郎の故郷が三重県三雲町であり、そこに松浦武四郎記念館がある。そして今でも三雲町には子孫の方が住んでいる。
それを知った我々は、何度か三雲町にある武四郎の生家や記念館を訪問し、故人となられた子孫の松浦清さんにも話を伺ったりした。その他にも『風のたより』の読者が数多く、月刊『風のたより』や「ぶるる知床」片手に三雲町を訪れている。実は、津と松阪との中間にある三雲町と『風のたより』とのつながりは深いのだ。

 それにしても松浦武四郎記念館には大変お世話になっている。訪れる度に歓迎され、記念館だより「たけしろう」31号に「知床探険隊『風のたより』一行来館」と紹介して頂いた事もある。
(月刊『風のたより』1号掲載・97年6月号)
そこに今回の企画。
「これはぜひ成功させなければ」
と意気込んでいる。

展示室
 写真展の内容としては、写真とパネルによる知床探険の紹介がメインになる予定だ。その他に知床で撮ってきた1500枚以上になる写真のアルバム展示、現地から持ち帰った○○の展示(見てのお楽しみ)、知床探険ビデオの上映、『風のたより』の紹介などを考えている。
 実は、松浦武四郎記念館からの依頼は、これだけではない。
「できれば知床探険について講演をして頂きたい」
とも言われている。本当に嬉しい話だ。
来年1月17日(日)、「知床探険という旅〜松浦武四郎の旅を体験する〜」をテーマに、知床探険での生の体験を語る。その他に、この日は『風のたより』による「何か」を行う予定だ。
(詳細は月刊『風のたより』1月号で発表します)
それだけではない、2月28日には「武四郎まつり」が行われる。
三雲町が生んだ郷土の偉人「北海道の名付け親“松浦武四郎”」の偉大な功績をたたえて、武四郎の精神を継承し、より多くの人々に郷土の大先輩の偉大さ、そして三雲町のよさを再発見していこうと武四郎まつり実行委員会主催による「武四郎まつり」を開催します。

内容
・帯広カムイトウウポポ保存会による国指定の重要無形民俗文化財指定の「アイヌ古式舞踊」の披露
・地元芸能の披露(獅子舞、しょんがい踊り、虫送りなど)
・北海道物産展
・武四郎クイズ
 他
(松浦武四郎記念館より)
 こちらも楽しそうだ。

 初日の12月23日、講演会の1月17日、武四郎まつりの2月28日には、私をはじめスタッフや知床探険メンバーの何人かが記念館に駆けつける。また、その時の模様は順次、月刊『風のたより』で紹介しようと思う。
 そして最終日の3月22日を含む3連休では、「三雲町スペシャルツアー」と銘打って、『風のたより』の一大イベントを行う予定だ。こちらもお楽しみに。

 我々旅人にとって偉大なる先輩である松浦武四郎の故郷、三重県三雲町で多くの皆さんとお会いできるのを楽しみにしている。
【土井健次】

松浦 武四郎

『風のたより』知床探険写真展の案内

企画展
「松浦武四郎の足跡を訪ねて
〜『風のたより』知床探険写真展〜」
期間 12月23日(水祝)〜3月22日(月祝)
場所 松浦武四郎記念館 企画展示室
展示内容・知床探険の写真展示(パネル)
(予定)・知床探険の概要を示すパネル展示
・知床から持って帰ったものの展示
・知床探険アルバムの展示
・知床探険のビデオ上映 他

講演会:1月17日(日)
「知床探険という旅
〜松浦武四郎の旅を体験する〜」
時間 午後1時〜
場所 松浦武四郎記念館 会議室
講師 『風のたより』

武四郎まつり:2月28日(日)
時間 午前10時から午後3時(雨天決行)
場所 松浦武四郎記念館(入場無料)
主催 武四郎まつり実行委員会

松浦武四郎記念館

松浦武四郎記念館利用案内

★休館日 毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日)
祝祭日の翌日(祝祭日が日曜日の場合は翌々日)
12月29日〜1月3日
★開館時間 AM9:30〜PM4:30
★観覧料 大人 300円(団体200円)
小・中・高校生 200円(団体100円)
※団体料金は20名以上の場合に限ります
★所在地 〒515-2109 三重県一志郡三雲町大字小野江383番地
TEL (059856)6847 FAX (059856)7328

あとがき(展示会を終わって)

無事展示会を終えることができました。私たち一同、大勢の皆さんにお会いでき、嬉しく思います。
またこのような機会がありましたら、また大勢の旅人にお会いしたいものです。
記念館の皆様には心よりお礼申し上げます。

どうぞこのページをごらんになった方、記念館を訪れてみてはどうでしょうか?
『風のたより』 SINCE 1992.3.1 
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